ベーシックインカムは奴隷制である。
というのが、私の立場です。以下、その理由を説明します。
ここでいうBIは、国民全員に(0歳から死ぬまで)最低限の所得を保障する制度です。その金額は諸説あるようですが、仮に8万円とすると、二人暮しなら月額16万円ですから、東京でもなんとか最低限の生活は維持できそうです。
そうなると、働かずにBIだけで生きていこうと考えるひとが一定数出てきます。その割合は想像するしかありませんが、ここでは2割と見積もります。日本の労働人口を6,000万人とすれば、約1,200万人が生活のすべてをBIに依存することになります。
彼らは職歴も資格もありませんから、人的資本はゼロです。日本国がBIをやめてしまえば即座に生きていくことができなくなりますから、給付を受けるためなら、道徳的に正しいかどうかに関係なく、どんなことでもするでしょう。
次 に、働いてお金を稼ぎながらも、BIによって生活が支えられているケースが考えられます。夫婦と子ども2人ならBIは月額32万円で、この追加収入によっ てマイホームのローンを支払い、子どもを私立学校に通わせているようなひとたちです。彼らが多数派になるのはまちがいないでしょうから、労働人口の6 割=3,600万人としましょう。
彼らは一見、自立しているように見えますが、国家がBIをやめてしまえばマイホームを取り上げられたり、子どもを退学させたりしなければならないのですから、その影響は甚大です。給付の継続のためなら国家のどんな要求でも受け入れたとしても、なんの不思議もありません。
労働市場で富を獲得する術を失った高齢者のほとんどは、そもそもBI(+年金)がなければ生きていけません。そう考えると、国民の9割、1億人ちかくがBIによって生存を支配されることになります。
ここで、私の懸念は次のようなものです。
仮になんらかの方法で財源の問題が解決し、順風満帆でBIがスタートできたとします。しかし、将来の経済状況を予測することは不可能ですから、なんからの要因(世界同時不況とか)によって制度の維持が難しくなることもあるでしょう。
そのとき、愛国者で理想主義者の政治家が日本国の実権を握ったとします。彼はきっと、こういうでしょう。
「国民の生活を守るのは国家の義務だ。そして国民は、当然のことならがら、国家に奉仕する義務を負っている。だから今後、BIは国家に忠誠を誓う国民にのみ給付することにする」
これはまさしく、ハイエクのいう「隷属への道」そのものです。
理想主義者の唱えるベーシックインカムは、人類史上最悪の奴隷社会を生み出すことになるでしょう。
—ベーシックインカムはどうですか? | 橘玲 公式サイト (via rei8412)
(Source: reiautumn2, via gamella)
就職から逃げた。もしそれがなかったら、とりあえず就職するかってなってたと思うんですよね。でも、逃げたとしてその先で自分で食っていかなきゃならない。だったら、逃げるからには、それなりにちゃんとやらねばって思ったんです。
「茂木バブル」は出版点数が増えるにつれて1冊1冊のつくりが
スピード重視で雑になり、文字の大きさが大きくなり、
内容が薄くなってきて、でもそれに対して書店での露出は増え、
そして点数が多いことでお客さんが何を買っていいか分からなくなり、
バブルが弾けました。
「勝間バブル」ははじめの切れ味のいい論旨が、
出版点数を重ねるにつれて人生論や精神論のワールドに入り、
途中「結局、女はキレイが勝ち。」などどう売ったらいいか書店界が
困る迷走の末、対談のような企画ものが増え、
結果飽和状態になり、弾けました。

